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MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

『LOVE MODE』

■LOVE MODE 1

友達に『美人のお姉さん』を紹介してもらうことになって
公演で待っていた坂下和泉(真殿さん)の前に現れたのは、何故か男である高宮 桂(藤原啓治さん)だった!
とまどいながらも乗馬に誘われて、一日を楽しんでしまう和泉。
しかし桂は「夜はこれからだよ」と和泉を抱いてしまう。

なんと、高宮は出張ホストの『いずみ』を待っていて『和泉』を彼だと勘違いしていたのだった。

勘違いが解かったものの、既に和泉のとりこ状態の高宮は
毎日の様にラブラブ攻撃をかけてくる。
そんな高宮をだんだん好きになっていく和泉。

Boysデートクラブ『BLUE・BOY』のオーナーで、高宮の友人の蒼江怜二(梁田清之さん)や、わけありそうな彼の同居人、白河直也(宮崎一成さん)らと
ビリヤードに行ったり、蒼江の別荘でパーティに参加したりしている。
そこで、具合の悪くなった『いずみ』(谷山紀章さん)と高宮を見て誤解した和泉は、初めて自分の気持ちに気付くのだった。


この1枚目は、別に難しいところもなく、楽しく聞けました。
とても有名なコミックスらしいです。
やっぱり読んだほうがよいのでしょうかね~。

*筆者注:その後お友達から借りて読みました。面白かったです。
それにしても、和泉って…真殿さんだったんですね~~。
最初これを聞いたころは、BLCDほとんど未経験だったからなー。
後でまた聞き返してみよう May.2004


■LOVE MODE 2

これがね~ … 最初はちょっとわかりにくくて、困ったのですよ。

まず、蒼江と女の別れ話が抉れている側で、なぜか1人で泣いている少年。(直也)

2人がどんな場所にいたかがわかりませんでした。

そこへ、キレた女が植木鉢を落としたのが、直也に当たったらしいです。(直也第一の不幸)

病院で、蒼江の兄の葵一(関 俊彦さん)に看病を受けていたら、そこへ直也の身元ひきうけ人の梶原がやって来て、『妻はああ言ったけれど、気にしなくていいんだ』とヘンな事を言ってます。

どうやら、直也は、身寄りがなくて、身元引き受け人の奥様が「これ以上引受け人をやると社長が嫌がるからできない」と言ってるらしいです。

次に、蒼江に付き添われて、バイト先にお金をもらいに行ったら、そこが夜逃げをしています。(第2の不幸)

そして、お情けで置いてもらっていたアパートは、火事で焼失してしまっていて、
(第3の不幸)
母屋も焼けてしまったので、逆上した大家が
「どうしてくれるんだよ!身元ひきうけ人を呼べ!」と、どなるのでした。
(第4の不幸)

凄い!凄すぎます!!!

この、不幸の見本市のような境遇!!!
ひょっとして、『真珠夫人』の路線を狙ってたんですか???

つまり、この、こってりした不幸ストーリーを笑っちゃっていいんですか??
真面目に聞かなくてもいいのですか??

ミラノ的には、スタンスが今一つ理解できなくて苦しかったです。

あまりにも回りの人が酷いので、仕事先のおじさんや、大家サンのイジメ演技までうそ臭く思えて来てイヤでした。
ついでを言うと、直也のセリフも臭いです。
「…?」「…!」と、ブツ切れ台詞が多くて、わかりにくい上に
演出かもしれませんが棒読みにも聞こえます。
声優サンの責任なのか、脚本がイヤなのかわかりませんが、ついて行けませんでした。
そんな中で、蒼江だけが声も台詞も渋くてカッコイイのがズルイです。

*筆者注:と、最初は思いましたが、本を読んだので、一応状態はわかりました。
それから、問題としていた『とってつけたような不幸』も、たくさんのBL作品とお目にかかった今では、存外平気になりました。
これを書いた頃は、まだ『BL経験の浅い奴』だったのですね。


■LOVE MODE 3

二枚組でして、最初が、直也の家族を殺したとされる梶原や会社を乗っ取った…誰でしたっけ、現社長の悪事が露見する話。
直也は、梶原に首をしめられそうになったりするものの、結局、直也と家族は彼の細工した車には乗らずに、母親の車で偶然事故ったことがわかり、梶原は自首してハッピイエンドでした。
直也の為に全てを調べ、凛として梶原を説得する葵一がステキです。

ね、だからストーリーを聞いたカンジだとイイでしょう???だからそれを必要以上にセンチメンタルにしないでほしかったです。私としては。
冒頭の『昨日を…許せますように』から始まって、(自首する)梶原サンの車を追いかけた時の大ゲサな息切れ等、直也役の宮崎サン、ごめんなさい。貴方に酔えませんでした。なんで直也のセリフだけ、センチメンタル過ぎるんだろう。蒼江さんとか葵一のセリフにはひっかかるところがないのに


おまけの葵一のコーナー『スイートサタディ』や、『教えて鹿島さん』のコーナーは楽しくて大好きです。

2枚目は、直也の母方のお爺サマが、(それまで何も助けてくれなかったのに)急に直也を引き取るという急展開。意地悪な秘書が、蒼江達をつぶすと脅して無理やり直也を従わせます。
結局は、跡取の、養子の男の子とも仲良くなって、お爺サマが自分の病気を知って、直也にあとを託したかったことが分かったし、蒼江さんの腕の中に帰ってハッピイエンドなのだけど、秘書がやたらと意地悪で(葵一がプレゼントしてくれた)制服を捨てたり、蒼江の家の鍵を庭へ頬リ投げたりするあたり、昼メロ並の不幸モードなのですよ。

このシリーズって、どのCD評サイトでも結構評判良いのですよね~~~。私もストーリー自体は好きなんですけど、この、ドラマチック過ぎるところがど~~も合わないんです。 悪い人がとことん意地悪く、特に直也のセリフが感傷的過ぎて…例えば、蒼江に「俺でいいの??」というセリフ…一緒に感傷に浸ってもらい泣きするにはクサイし(言っちゃった。でもホント、お話自体が好きだから勿体無いんですよ~。)…かと言って笑うほど突き放して見てもいない私…。
従って蒼江や葵一のセリフのところは普通に笑ったり感動したりして聞いて、直也がセンチメンタルになり始めると背中がモゾモソ~~~な私なのでした。すみません。
←でも、これだけ語ってしまうってところが、私も結局はこの話に捕まっている=やっぱりしっかり作ってあるってことかもしれませんね。
だってどーでもいいBLCDなら、適当にお茶を濁して終わっちゃうから。


■LOVE MODE ホスト編

制作:ビブロス(2003 12月)
キャスト:中井 和也(イアン・サンダース)
     櫻井 孝宏(滝村 凛)
     小杉十郎太(陣内 国明)
     緑川 光 (香月恭介)
     諏訪部順一(雨谷 誠一)
     鷺沼 朋樹(菅沼 久義)

本編には二つの話が収録されています。

☆一つ目は、中井さん×櫻井さんの『サンダー・ハニー』

中井さん演じる、金髪&碧眼…なのにメチャ関西弁のモデルイアンは、
『いずみ』が退職した後のNO.1、凛をキープしているのですが、ロケから帰って来ても凛は冷たいまま。「バカ」だの「お前は野獣か」だのと罵り、引っかいたりしてます。
メロメロの中井さんが可愛そうになるくらい冷たいのですが、
実は、凛は、初対面の時
「なんで NO.の『いずみ』やないんか??」
「『療養中』?…ならNo.2でもええわ」
と言われて傷ついていたのでした。
おまけに一度も『好きだ』と言われたことがないので許したくないらしいです。
(でも…大金を払ってキープしてもらってるのに…中井さんのイアンちゃん、可愛そう過ぎ)
つか、「ダメ」と言うとおとなしく引き下がるイアンにイラついてもいます。

でも、イアンがイタリアに仕事の本拠地を移すことになり、
凛もすねてばかりはいられなくなったのでした。

包容力のある中井さんのイアンと
年上でいながら気が強くて可愛い凛のカップルがとっても良いですvv
それに、凛の保護者代わりの陣さんがまた渋くてエロイのでした。

☆二つ目の話は、その陣サンを好きになってしまった香月クンの話『あまい罠』

追いかけて、ホスト弟子入り志願したのは良いけど、初日から苛められるわ
下働きからさせられるわで大変な緑川さん(声優名で言うとダメ?)

でも、とにかく陣の側にいたくてがんばった香月に
陣はスーツをプレゼントし、「お前には飛びきりの客を選んでやる」と言うのでした。

ひたむきな香月はカワイイし、余裕の陣さんはカッコいいです。(でも最近、渋い人にもどこか壊れてるところを求めてしまう私って…)

☆初回限定版には、おまけCDもついてまして、それが、諏訪部さん×菅沼さんの
『FLY ME TO THE HEAVEN』
No.1(攻めってことですよね)である誠一のところに来たVIP客は、14歳の少年朋樹だったのでした。
実は朋樹、葵一(関さん)の病院の患者で、最期の思い出に、憧れていた誠一を指名したのでした。
2週間足らずの『愛の生活』の後、それぞれの生活に帰ったふたりですが、ある日誠一は陣に訪ねます。
「好きになったらどうしたらいいんでしょうね。」

諏訪部さんは、エロさを抑えて、優しさ前面の『好青年』です。とっても美しいお話なのでした。


夏には、また続編がでるようですね。今度は葵一メインになりそうです。
また買っちゃうかも~~ 


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